30歳から人生を立て直したい人のためのメソッド #1 上京編

さて、#0で書いた通り20代をノリと勢いだけで過ごしてきてしまったゴロ美は30歳を目前に控え突然不安に襲われます。

・就職氷河期世代の女性(いわゆるロスジェネ世代)
・専門学校卒(服飾・アパレル業界には就職しなかった)
・非正規雇用(派遣社員)
・独身
・結婚予定なし
・家賃3万円代アパート地方住み
・特殊スキル、資格なし
・実家は太くない(さらに借金癖ありのバ〇兄のせいで相続予定資産目減り)
・身体は健康、メンタル強め

当時このスペックで最後の項目だけしかほぼ取り柄のなかった私は、これからの人生の一番最悪なパターンを想定してみました。

このまま派遣社員を続けた場合、スキルもないまま3年ごとに派遣先から切られ、自分より経済力のある男性との出会いも結婚も期待できず、ギリギリの生活で貯金も資産も築けない。
老後の資金も貯められず、借金癖のある兄のこさえた負債を両親が何度も肩代わりしているので親の援助も期待できない。狭い3万円台のアパートから出られないまま先細りの人生を送り最期は孤独死・・・


絶対に嫌だ!!!と強く思いました。

この状況を打破するには、転職するしかない。しかも、仕事の選択肢も収入も少ない地方ではなく、東京でスキルの必要ない仕事を探す!

その条件に当てはまり、偶然見つけた職場がまだ日本でも数人しか施術者のいない技術を売りにした美容サロンでした。
面接を受け、無事(というか強引に1か月後に来なさいと言われた)上京が決まった私が最初に悩んだのは「住む場所」。


地方に住んでいる身としては、東京の家賃は考えられないほど高い上にどこに住んでいいのかワカラナイ。

幸い、同級生がマンションでルームシェアをしていたので打診してみたところ、「ちょうど来月1人出ていくから部屋空くよ」との返事。

この頃は、怖いくらいにすべての物事がスムーズに進み、まるで自分以外の力が働いて大きな波に乗せられているかのようでした。
「これはもう行くしかないんだな」と妙にワクワクしたのを覚えています。

あわただしく引っ越しの準備を終え、上京した時に私が持っていたのは必要な生活用品を詰め込んだたった6箱の段ボールと父親が持たせてくれた所持金10万円だけでした。


引っ越した次の日から初出勤したゴロ美ですが、ブログで読んでいたサロンの雰囲気や面接で会った朗らかな社長の普段の様子が想像していたものとはだいぶかけ離れていることに気づくのにそう時間はかかりませんでした・・。

なんやこれから大変なことになりそうやな・・・ほなまたな!